藍色の砂
不器用すぎたボクたちの恋愛。
恋愛と呼ぶにはあまりにも
歪んだ世界だったのかもしれないな。
何もかも犠牲にして
貫き通すことは出来なかった。
キミの気持ちを
奪い取ることが出来なかった。
キミの涙を見てばかりのボクは
ちゃんと愛せていたのかな。
待つことしか術のなかったボクに、
キミを守ることは始めから不可能
だったのか。
ねぇ、咲妃さん。
ボクは一生忘れない。
キミに出逢い、キミを愛したこと。
だけど、それに負けないくらい
幸せになってほしい。
だから笑って。
ボクも兄貴も、
笑ってるキミが大好きなんだ────