藍色の砂
──あ~お腹痛いわ。コウくんの
ボケにはお姉ちゃんは完敗です。
なんて、たまに自分のことを
“ お姉ちゃん ” と言う。
そのたびに一線引かれたみたいで
寂しくなるんだ。
だからボクはわざと
“ 咲妃さん ” って呼ぶ。
また何事もなかったかのように
普通の会話になるんだけど、
その辺は理解してるつもりだった。
今の現状に、
満足してるつもりだった。
狂い始めたボクたちの歯車は
確実に動き出した。
ギシギシと音をたてて…。
キミを追いかけてしまうよ。
キミを感じていたくて触れたくて。
何のしがらみもなければ
間違いなくボクは
キミをさらいに行くのに。
どうしてキミは
ボクに優しくするのに、
今でも
兄貴に抱かれているの…?
ボクはキミを
待ってはいけないの…?
答えてよ……。