藍色の砂
『お店で切ってもよかったんだけど
ね?他のスタッフに気を使うし。』
なんか、返って申し訳なかったな…。
『じゃ…じゃあ、よろしく…
お願いします。』
でも、こうなったことは素直に
嬉しい。
口元緩んでんのバレてないかな。
ホントは飛び跳ねたい
くらいなんだけど。
歩いて二、三分でマンションに
辿り着いた。
ドアを開けて入っていく。
『お昼まだだよね?』
時刻は朝11時を過ぎた頃。
食べては、ない。
静かに頷くと、
『じゃあ終わったら食べよう。
パスタでいい?』と聞いてきた。
軽く返事をして家の中に入る。
『散らかってるけどね~。』
『お邪魔しまぁす…。』
1LDKの部屋は
シンプルな家具に囲まれている。