藍色の砂
しばらく会話も続いて
心地良い時間は流れた。
些細なやりとりも
ボクにとっては貴重な
情報だった。
一つでも新たな一面や
キミのことを知るたびに
この胸は飛び跳ねて
収拾がつかない。
初めて出逢った時には
見れなかった
素の笑顔が目の前にある。
『コウくん』と呼ばれるたびに
キュンとする。
ホントは笑いかけて
ほしくないよ…。
矛盾してるのは
わかってるけど…
ボクの中でどんどん
大きくなってるの、
知ってる…?
キミにとってのボクは
まだ小さな存在だとしても
ふとした瞬間、
全てを奪いたくなると言えば
どんな顔するかな…。
迷うことなくキミは、
兄貴の手を引くのかな…。
そんなつもりじゃなかったって
言うのだろうか…。
そして、
傷付くのはボクだけ───。