藍色の砂



『…彼女はいるの?』



突然降りかかってきた質問。



『…いないよ。』



『そっか。』



『……………。』



何だよ、それ…。
この沈黙は何…!?



ハサミは前髪にきた。
つまり、目の前に咲妃さんの顔。
ムリだ、耐えられない…!



白と青のストライプシャツから
見える鎖骨に視線がいく。



目を閉じた。
余計なことを考えないように。



吐息が聞こえてきそうなほど
距離が近くに感じて
頑なに目を閉じると柔らかい
何かか頬に触れた。










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