藍色の砂
置いてきぼりのボクは、
同じようにキッチンへ足を運ぶ。
『ミートソース?え…?手作り!?』
『こう見えて私、自炊してるんです。』
悪戯っぽく笑う顔が
ボクの胸の深い部分まで
射抜いてしまった。
パスタを茹でてる間に
カットした後の片付けをして
手早く昼食の用意が出来ると
『食べよう』と部屋の
テーブルに座るよう促される。
『いただきます。』
一口食べると、
普通に美味しい。
トンと手前に置かれる
ミネラルウォーター。
『美味しい』と言うと
恥ずかしそうに
『ありがとう』と言う。
ジーッと見つめられて
こっちも恥ずかしくなる。
『ん…?』
耐えきれなくなって目で
会話を誘った。