藍色の砂
また店の前でバッタリ…
なんてことあるかな。
部活はたまに顔を出す程度で
次期キャプテンも決定したし
ほぼ引退してる。
学校が終われば塾という
日々を送っていた。
改札を通り、
いつものように塾へと
歩いていたら
後ろから腕を掴まれた。
振り向くとそこには
女子マネこと村上の姿が。
『村上…?』
『真っ先に帰ると思ったら
そういうことね?』
『えっ…?』
『私も同じ塾にしたから。
昊の第一志望、私も受験する。』
『は?村上ならもっと上
目指せるだろ?』
ボクより成績が上な村上。
何を企んでんだ?