藍色の砂
『村上…ちゃんと実力に合った
大学目指せよ。』
正直、ボクに合わすのは
勿体ない。
俯く村上にもう一度
声をかけた。
『ボクもこういうことされると…
ちょっと重いというか…お互いの
ためにならないよ。』
ぞろぞろと塾終わりの学生が
駅へ向かって歩いてる。
立ち止まるボクたちを
何人もが追い抜かしていく。
俯いたままの村上の頭を
軽く撫でて歩き出した。
『一緒にいたいって思うのが
そんなにいけないこと…!?』
背後から聞こえたセリフ。
『私言ったじゃん…!諦めないって…。
同じ場所目指して何が悪いの?昊の
いない場所なんて何の意味もないわ。』
どうしてここまで
村上がボクを好むのかが
イマイチわからない。
どう接したらいいのかも…。
『後悔…しないようにな。』
それしか言えない。
それは、ボク自身にでも
言えることだけど。