藍色の砂



スーツに身を包んだ兄貴…。
その兄貴を迎えに来て
笑顔で話している。
軽くハグをして、
しっかりと繋がれた手と手。



その足で、
向かう先はキミの家。



キミの笑い声と兄貴の話し声が
近付いてくる。
とっさにボクは柱に隠れた。



バレたくないと思った。



二人は何ひとつ気付かずに
通り過ぎる。
何事もなかったかのように
定期を改札に通した。



『昊…!』



『ん…?』



ごめん、今…笑えないよ。










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