藍色の砂
『約束して。これは、ボクたちだけの
秘密なんだ。誰にも言わないし口にし
ない。でも……』
言いかけたところで
顔を上げた。
『またこうして逢える…?』
困らせているのは気付いてる。
でも嫌なんだ。
一時の気の迷いとか
ただぐらついただけとか
後から理由を付けられることが
こんなにも怖い。
困惑顔のキミを横目に。
『ボクだってもっと早く逢って
いたかった…。』
今はただ、この身を
寄せ合うことしか出来ないのか。
自分に正直になればなるほど
ボクたちは道を外してく。
キミは少し身を起こして
ボクを見下ろす。
そっと髪に手を添えて
優しく言ったんだ。
『ごめんね…。コウくんの優しさに
甘えてごめん…。二人だけの秘密な
んだね。でも私だけ…中途半端だよ。』
『それでもいい。ほんの少しでも
ボクを見てくれるなら…それだけで
充分だから。』