藍色の砂



『ごめん…。』



泣きそうな顔に猛烈な後悔が
押し寄せる。



はだけた部分を直し、
『私こそ…ごめん』と言った。



どういう意味…?
何で謝る…?



お互いに、その先に繋がる
言葉が見つからない。



ボクはキミを見ただけで
理性を失うほどなのに
全く冷静でいるキミに
距離を感じて怖くなった。



明日は兄貴が来て、
キミにプロポーズする。



キミは何て言う…?
受け入れてしまうの…?



ボクとのやりとりは
過去として片付けられて
しまうのかな…。



こんなこと言うのは
卑怯だって百も承知の上だよ。
ボクだけが知ってる
ことだから。



それでも言ってしまうのは、
まだどこかで
キミと繋がっていたいから。










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