うんこたれぞうの大冒険
それから1週間が経過したが、たれぞうからの連絡は無い。

オオカミは仕事の打ち合わせでたれぞうの会社に行っていた。

たれぞうとも顔を合わせたが挨拶だけして特に会話は無かった。

打ち合わせがあった日の夜、たれぞうの会社の社長からメールが来た。

「なんか、たれぞうとたれぞうの彼女がオオカミさんに迷惑かけてるみたいだね。ごめんなさい」

オオカミと社長は、まだその件について2人で話したことは無かった。

オオカミはメールを返した。

「いえ、迷惑というか意味がわからないですよ。被害にあってるのボクだけじゃないですし…」

すると社長から電話が

オオカミ「もしもし、お疲れ様です」

社長「お疲れ様。何がどうなってるのか詳しく教えてくれない?たれぞうからは聞いたけど、彼女がストーカーに付きまとわれてるんでしょ?」

オオカミ「いえ、それも彼女の自作自演の可能性が高いです」

オオカミは事の一部始終を社長に話した。

社長「なるほどね、どうりで話がおかしいと思ったよ」

オオカミ「たれぞうは彼女のこと信じきってますから説得は難しそうですね…」

社長「こっちもちゃんと仕事してもらわないと困るし、どうしたもんかね…」

オオカミ「また何か進展あったら報告します」

社長「はーい、こっちも何かあったら連絡するね」

オオカミはたれぞうの社内にも協力者が出来たことを嬉しく思った。

社長と電話を切った直後、オオカミの携帯に見知らぬ番号から着信が…

「またハムスターじゃないだろうな…」

オオカミはそんな事を考えながら電話に出た。

オオカミ「もしもし」

「もしもし…」電話の向こうから女性の声

「お久しぶりですタヌキです」

電話の主は4~5年前までたれぞうと一緒によく遊んでいたが、近頃は疎遠になり電話番号も消してしまっていたタヌキだった。

タヌキ「オオカミさんに相談したいことがあってご連絡したのですが…」

オオカミ「どうしたの?」

タヌキ「たれぞうくんのことで…」

オオカミ「!!」


久しぶりに連絡が来たタヌキの口から何が語られるのか?

つづく
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