御曹司の溺愛エスコート
蒼真はトレーにお粥を運んできた。


「桜、お粥だ。食べなさい」

「食べたくない」


食べ物の事を考えただけで気分が悪くなる。


桜の反応は蒼真の予想通りだ。


「少しでいいから食べてくれないか? 薬が飲めない」


目を閉じていた桜は小さく頷いた。


桜の身体を起こし、肩にカーディガンを掛ける。
それから膝の上にトレーを置いた。



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