御曹司の溺愛エスコート
翌朝桜の熱を測ると37度に下がっていた。
安堵して桜を見ていると目を開けた。


「蒼真兄さま……」


まだブルーグレーの瞳はぼんやりしている。


「熱は少し下がったよ。今日一日寝ている事。後で芳乃さんが来てくれる」

「芳乃さんが」


芳乃の名前を出すと桜は嬉しそうな顔になった。


「鍵は真琴のを使って入ってくるから気にしないでいい」

「はい」


蒼真はビジネススーツを着ていた。


そうだ……昨日真琴さんは8時に迎えに来るって言ってたっけ。



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