御曹司の溺愛エスコート
インターホンが鳴った。
蒼真は桜の額にキスを落とす。


「帰りは夜になる」


桜を置いて行くのは気がかりだ。


「はい……」


ちょっと不安そうな瞳をした桜は隠すように目を閉じた。


「水分を良く取るように」


蒼真はもう一度桜の額にキスを落とすと出かけて行った。


少しして、桜はベッドの上に身体を起こした。


迷惑かけちゃった。
まさか風邪を引いてしまうとは思ってもみなかった。


熱は下がったものの身体はまだだるい。
ベッドを抜け出して洗面所で顔を洗い、歯を磨いた。


気分が少し良くなり、もう一度ベッドに戻って横になった。


< 214 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop