御曹司の溺愛エスコート
午後、夕食の食材を買いに部屋を出た。
一階の店舗の通りを歩いていると桜の名前が呼ばれた。


「桜ちゃん!」


桜が振り向くと美容室の彼が後ろに立っていた。


「え……っと……」


美容室に勤めているのは分っているのだが名前が出てこない。


「敦だよ」


戸惑う桜に笑いかける。


「敦さん。こんにちは」


今度は忘れないようにと声に出して復唱する。


「桜ちゃんは目立つね。すぐに分ったよ」


目立つと言われて首をかしげる。


< 230 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop