御曹司の溺愛エスコート
「桜、これは?」


桜の手に持っていた細長い箱はかなりみすぼらしくなっていた。
桜の涙が付いたせいだ。


「あ! 蒼真兄さまの……クリスマスプレゼントだったの」


プレゼントがひどい状態になって桜はもう一度泣きたくなった。
ようやく泣き止んだと言うのに。


「桜?」


泣きそうな桜を見てそれを取り上げた。


「ありがとう」


蒼真は微笑んでそれを開けていく。
中身は蒼真のイニシャルの入ったブルーグレーの万年筆。


「あんな事になっちゃったから、渡せなかったの……」

「さくらの瞳と同じ色だ。嬉しいよ。ありがとう」


蒼真の笑顔に桜も泣きそうになっていた顔に微笑を浮かべた。
桜を引き寄せて唇を奪い、長く酔いしれるようなキスをした。



  
                END

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困っている親友の身代わりとして お見合いに行くことになった紬季。 ”相手の男性から嫌われて来てほしい” そう言われて嫌な女を演じていたのに…… 「君には俺の恋人になってもらう」 なんと彼は勤め先の御曹司で、 嘘がバレたうえに 無茶なお願いをされてしまい!? ******** NYから帰国した『光圀商事』の御曹司 忽那 大和(くつな やまと) ✕ 『光圀商事』の総務部社員 秋葉 紬季(あきば つむぎ) ******** 強引だと思っていたのにどこか甘くて、 なぜだか心をかき乱されてしまう。 「かわいい。もっと俺を欲しがれよ」 彼の秘めた想いを知ったら、 溢れ出す気持ちをもう抑えられなくて…。

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