天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「密歌ちゃん。」

――――カツカツ

出た……

こっちに向かってきた。

「未来先生。どうなさいました??」

「一通りの怪我人は治療しておいたわ。はい、これカルテよ。」

未来先生は、私に主将たちのカルテを渡した。

「ありがとうございます。」

「どーいたしまして。あなたたちは、怪我はないかしら??」

「大丈夫です。」

私はみんなをみてから言った。

「そう。それはよかったわ。じゃあ、私はあの子たちを病院に運んでおくわね。」

「頼みます。いつも通り、病院は雪柳総合病院でお願いします。」

「わかったわ。」

「怪我人の人数多いから親父に頼んで俺んちの執事たちが迎えに来てくれるらしいから保健室で待ってて。」

「ありがとう。龍くん。」

「どーいたしまして」

じゃあと言って未来先生は、校舎の中に消えて行った。

「龍夜、いつもありがとうね。」

「いいよ。毎度のことだし。」

龍夜のお父さんは、雪柳総合病院と言う県で有名な病院の院長なんだ。

まぁ、つまり龍夜も一応御曹司なんだ。

こんなやつだけどww


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