天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「「「「「「「いただきます。」」」」」」」

話を中断しご飯を食べ始めた。

そして、食べ始めてから他愛もない話をしていたけど30分経過したところで、ママにあることを聞かれた。

「密歌ちゃん、そーいえば今日、早いみたいだったけど朝練だったかしら??それとも生徒会のお仕事かしら??」

あ、そっか。まだ、ママたちに聞かれてないから早く起きた理由言ってなかったんだ。

「う〜んとね―――「「朝練か生徒会なら一緒に行こう〜〜。今日ね、雅お姉ちゃんと亜美お姉ちゃんと私たちと翔唯斗と弥凪斗と一緒に行くんだけどさ、一緒に行かない??」」」

亜李架と結李架が私の言葉を遮って言った。

「俺と蒼も一緒に行っていいか??」

「「いいよ〜。みんなで行こう〜〜。ってかさ、今度からみんなで行かない??」」

「おおぉ〜それいいね。賛成♪」

「私も賛成♪」

なんか私無しで話が進んでるんですけど……

ひどくないですか??

私の話も聞いてくださいよ……

あっっそうそう、紹介が遅れたね。

亜美さんこと、音宮亜美(オトミヤアミ)さん。雅姉と同じく高校3年生。湊のお姉ちゃん。

翔唯斗くんこと、音宮翔唯斗(オトミヤカイト)くん。亜李架と結李架と同じく高校1年生。湊の弟。

弥凪斗くんこと、音宮弥凪斗(オトミヤミナト)くん。亜李架と結李架と同じく高校1年生。湊の弟。

蒼さんこと、音宮蒼(オトミヤアオイ)さん。真兄と同じく大学1年生。湊のお兄ちゃん。

「「ね。密姉、一緒に行こう〜〜。」」

上目づかいでこっちをみてくる亜李架と結李架。

可愛すぎる……

「ごめんね。今日は、朝練も生徒会も無いんだ。今日は、たまたま早く起きただけなの。本当にごめんね。」

ごめん。と心の中でもう一度謝りながら亜李架たちをみた。

「「そっか〜。じゃあ、明日からみんなで一緒に行こ♪」」

亜李架たちは、最初残念という顔をしていたけどすぐにいつもの可愛い笑顔で言った。

か、可愛い。さすがママの娘。

って私もその1人なんだけどね……

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