天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「愛梨が調べてもまったくわかんないの。それに敵を迎えにくる意図がまったく読めない。」
「愛梨様が調べてもわかんないなんて謎が多いチームなんですね。だからお調べになられるんですね??」
「えぇ。学園に侵入してきた以上徹底的に調べあげるわ。でも、私たちの力だけじゃ難しいの。だから、パパに頼みに来たって訳。」
「相変わらず密歌様は、負けず嫌いですね。」
「うるさいな〜私は、気になったら徹底的に調べあげないと気が済まないだけ!!」
「密歌様が納得なさるまで調べあげてください。わたくしも出来る限りお手伝いいたしますので。」
「ありがとう篤夜。」
「どういたしましてです。密歌様、そろそろお着きになります。」
「わかったわ。」
私は、窓の外をみた。
篤夜としゃべってるうちにパパの会社に着いたみたいだ。
――――ガチャ
篤夜が車を止め外に出た。
――――ガチャ
篤夜が私の乗ってる方のドアを開けてくれた。
「ありがとう。」
私は、篤夜にお礼を言った。
篤夜は、ニッコリ笑って一礼した。