天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

――――チン

最上階にある社長室にきた。

「ほんと相変わらず社長室まで遠いね。」

「そうですね。」

「こんなに行き来が大変なのによく最上階に社長室を作ったもんだね。」

「仕方ありませんよ。宗介様は、高いところがお好きなのですから。」

「まぁ自分の会社なんだしいいけどね。」

「密歌様らしいですね。」

私たちは、エレベータから降りてまっすぐにある社長室まで歩いた。

ここの最上階は、社長室があるけどその行く時の通路の途中にいくつか部屋がある。

まぁ、ほとんどは、私たち秋野家が使ってるけどね。

――――コンコン

「宗介様、密歌様をお連れしました。」

「入れ」

篤夜が社長室の分厚い扉を開けてくれたので一緒に入った。


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