天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「じゃあ真城さん、私たちはこれで。」
「あっっうん。またのご来店お待ちしてます。」
と言ってペコリと頭を下げた。
私は、篤夜が開けてくれた車に乗った。
篤夜は、私が乗ったのを確認してドアを閉めて自分も車に乗った。
「真城さん。」
「どーしたの?」
私は、窓を開けて真城さんに話しかけた。
「私のせいでご迷惑おかけしました。巻き込んでしまってすみませんでした。」
「密歌ちゃん?」
「今後は、そのようなことがないように気を付けますので。ほんとに今日は申し訳ございませんでした。」
私は、頭を下げた。
「密歌ちゃん、頭を上げて。」
真城さんに言われ私は、ゆっくり頭を上げた。
「何があったかは聞かないけどそんなに謝らないで。ね?」
「でも...」
「密歌ちゃんはさ、自分のことせめすぎなんだよ。私は、大丈夫。だからいつもの密歌ちゃんに戻って。そーしないと私許さないもん。」
ぷぅっと頬を膨らませた真城さん。
そんな顔しても可愛いだけなのに...
ほんとに優しいな、真城さんは。
「わかりました。じゃあ、今日はこれで。」
私は、満面の笑顔で言った。
「そうだよ。密歌ちゃんは、そうじゃなきゃ。また遊びに来てね。バイバイ。」
手を振ってくれた真城さんに手を振り返した。
窓を閉めた後、車は発進した。