天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜


「篤夜。」

「はい、なんでしょう?」

私は、運転してる篤夜に話しかけた。

「さっきは、真城さんのこと助けてくれてありがとう。とても助かった。」

「いえ私は、女性に怪我をさせたくないですから。やったままです。」

篤夜は、ミラー越しに言ってきた。

「相変わらずね。それより篤夜、どーだった?」

「はい、行ってみましたが人はいませんでした。それにそこから打った形跡もありませんでした。でも、矢が一本だけ落ちていました。」

「手掛かりが1つ増えたわ。もちろん篤夜、持ってきたでしょ?」

「はい。袋に入れて持って来ました。あと私たちに撃ってきた二本の矢と空気が抜けたサッカーボールも。」

「さすが。わかってるわね。」

相変わらず完璧主義者。

篤夜は、信号で止まった時に“証拠”を渡してくれた。



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