天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
ギュューーーー
く、苦し・・・
有紗さんがさっきより強い力で抱きついているから苦しい・・・
「有紗、そろそろ離してあげなさい。密歌ちゃんが苦しそうな顔してるぞ。」
顔に出ていたのか稜亮さんが有紗さんに言った。
「あっっごめん密歌ちゃん。久しぶりに会えて嬉しくって。」
「いえ、大丈夫です。」
逢うたびに抱きつかれていたから慣れてしまった。
慣れって怖いもんだ。
改めて実感するよ。
「さぁ、立ってないでここにでも座ってくれ。」
稜亮さんがソファを指で指しながら言った。
「はい。では、失礼します。」
私は、指で指されたソファに座った。
そのあとに向かいのソファに稜亮さんと有紗さんが座った。
「篤夜も座りなよ。」
稜亮さんが私の座っているソファの横に立っている篤夜に言った。
「いえ、私はここで。」
篤夜は言った。
ほんと頑固だな~