天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜


こっそりリードをマロンにつけた。

「あっ、龍ちゃん見つけた!!」

ゲッ

見つかってしまった…

「俺、マロンの散歩行ってくるわ。」

「ちょっ龍ちゃん!?」

「いってきまーす。」

俺は、わざとばばぁの言葉にかぶせて玄関を出た。

なんか言ってたけど無視無視。

俺は、家から近い公園まで走った。

「追ってきてないよな?」

キョロキョロとばばぁを探す。

「よかった〜。ついてきてないみたいだ。」

くぅぅ〜〜

「あっ、マロン!?ごめんな、急に走って。」

くぅぅ〜〜

大丈夫と言ってるかの様に足にすりついてくるマロン。

可愛い…

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