天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
〜〜15分後〜〜
「待ち合わせはここだよな?」
待ち合わせ場所?らしい公園にきたんだけどそこには誰も居なかった。
「真兄と蒼くんが決めてたんだから私たちが知るわけないじゃん。」
「待ち合わせ時間は?」
待ち合わせ場所や時間は、すべて真兄と蒼くんが決めたから私たちはわからない・・・
「えと、6時45分。」
私は、腕時計をみた。
時刻は・・・・・・・・・6時50分。
「もう過ぎてるじゃん。」
「「「「・・・・・・」」」」
待ち合わせ時間は、とっくに過ぎていた。
「何かあったのかしら?」
蒼くんは、ああみえて結構時間にうるさい人。
それなのに決めた蒼くんが遅刻なんてありえないことなのだ。
「「真兄、ほんとに待ち合わせ場所はここでいいんだよね?」」
真兄は、携帯で確かめ始めた。
真兄は時間にルーズだから待ち合わせ場所には必ず5分遅刻する。
「ああ。やっぱりここであってる。」
真兄は携帯を見せながら言った。