天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

〜〜15分後〜〜

「待ち合わせはここだよな?」

待ち合わせ場所?らしい公園にきたんだけどそこには誰も居なかった。

「真兄と蒼くんが決めてたんだから私たちが知るわけないじゃん。」

「待ち合わせ時間は?」

待ち合わせ場所や時間は、すべて真兄と蒼くんが決めたから私たちはわからない・・・

「えと、6時45分。」

私は、腕時計をみた。

時刻は・・・・・・・・・6時50分。

「もう過ぎてるじゃん。」

「「「「・・・・・・」」」」

待ち合わせ時間は、とっくに過ぎていた。

「何かあったのかしら?」

蒼くんは、ああみえて結構時間にうるさい人。

それなのに決めた蒼くんが遅刻なんてありえないことなのだ。

「「真兄、ほんとに待ち合わせ場所はここでいいんだよね?」」

真兄は、携帯で確かめ始めた。

真兄は時間にルーズだから待ち合わせ場所には必ず5分遅刻する。

「ああ。やっぱりここであってる。」

真兄は携帯を見せながら言った。

< 192 / 278 >

この作品をシェア

pagetop