天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
ほんとだ。
待ち合わせ場所は、ここであってるみたいだ。
なら、どーしてここにいないのかな?
やっぱり何かあったのかな?
「蒼に電話してみるわ。」
さすがの真兄も心配みたいで蒼くんに電話してくれた。
「どう真兄?」
さっきから携帯を耳に難しい顔をしている真兄に聞いてみた。
「出ない。さっきからコールばっか。」
「こっちも亜美に電話してるんだけど出る気配ないみたい。」
雅姉も亜美さんに電話してくれていた。
「湊や翔唯斗、弥凪斗はどーだった?」
「「こっちも2人とも出ない。」」
「湊も出ない。」
実は、私や結李架、亜李架も電話をしていた。
「誰も出ないな。」
私たちは、不安が募るだけだった。
「あの5人ならここに来ないよ?」
私たちは、その声の主を見た。
「誰だお前は?」
真兄が聞いた。
あの金髪の髪の色、あの目元にあるホクロ・・・
間違いない。
あいつだ。
「あ?俺?俺は、「岡崎悠志(おかざきゆうし)。」」
「な〜んだ知ってるじゃん。」
私は、彼の言葉を遮って言った。
「密歌、どーして知ってるんだ?」
当然、知らなかった真兄たちは聞いた。