天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「なんだと!!せっかく軽傷ですましてやろーって思ったのに!!ぜってー許さねー!!」
あ〜あ、キレさせちゃったな。
「こっちも手加減はしねー。」
「あ〜らら、湊兄怒らせちゃった。」
「どーなってもしーらない。」
おや、俺が怒ってたの翔唯斗たちにはバレてたみたい。
まぁ、今は目の前のやつらを片付けるか。
「じゃあ、始めよっか?お前たちと遊んでる暇ないし。」
「口の減らねーガキだな!!まぁ俺らには勝てねーけどな。」
ゲラゲラと笑う男。
ってか、お前もガキだろ?
「オラァ〜!!」
「バカだなぁ〜。」
「湊兄に突っ込んで行くなんて死ぬようなもんなのに。」
「ほんとバカだな。」
ガシッ
ヒュッ
ダンッ
「グハッ!!」
俺は、突っ込んできたやつごと投げ飛ばした。
ざま〜ねーな。
「てめえー!!他のやつに手出してみろ!!こいつがどーなってもいいのか!!」
あいつの腕には……………。
「お兄さん、そいつには手出さないほうが……。」
兄貴が顔を引きつかせながら言った。