天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「こいつらは見ての通り俺たちのSPだ。仕事上恨みをかうことがあるから親父につけられたSP。」
「なぜ、さっき出てこなかった???」
「俺らはお前が闘ったときわかったと思うが普通の人よりは強い。だから、呼んだら出てこいって言ってるからさっきは出てこなかった。」
「そーいうことか。で、なんで今そいつらを呼び出した?」
「あ〜それは、お前たちの安全を保障するためにな。」
「は?」
「お前たちにはこれからあるところに行ってもらう。そこには総長らは手は出せない。」
「襲いかかってきた俺らを助けようと言うのか?」
「あぁそーだよ。」
「変なやつ。」
「変なやつとは失礼だな。じゃ、また今度いろいろ話そーぜ。石崎、黒井、花川、後は頼んだぞ。」
「「「はい。」」」
「お前らはこれからどーすんだ?」
背を向けたときあいつが言った。
「もちろん、密歌たちを助けに行く。」
「やはり行くか。」
「止めても無駄だから。」
「止めねーよ。でもさっき言った通り総長たちは手段を選ばない。気を付けることだな。」
「あぁ。そーいえばさっき言ってたけど俺らはそいつらに負けねーよ。俺らが勝てないなんてやってみなきゃわかんないし。」
俺は振り向いて言った。
「ほんとお前変わってるな。」
「俺は普通だよ。密歌ならお前たちのことほっておかないからな。」
「密歌姉の性格わかってるからね。」
「さすが湊兄。よくわかってるね〜。」
あいつ以外のやつらと話して?いた翔唯斗、弥凪斗に茶化された。
「うるさい。何年も一緒にいればわかるんだよ。」
俺は茶化してきた翔唯斗たちに言った。
「はいはい。」
「小さい頃から一緒だもんねぇ〜。」
マジでこいつらムカつく。
俺は翔唯斗たちを睨んだ。