天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
〜〜2分後〜〜
やっと、篤夜が来た。
遅い。
まぁ、仕方ないか、本邸から門まで30kmまであるからな。
「お待たせ〜。今開けるな。」
「ああ。」
この門は、本邸の地下にあるセキュリティー室の門の解除と門の隣にある指紋・暗証番号の解除をするかのどっちかで門を開けられる。
「開いたぞ。まぁ、入れ。」
「サンキュ。仕事中に悪いな。」
「あ〜、そんなの別にいいよ。昔のよしみだからな。」
「サンキュ。」
「おう。じゃあ、俺は、仕事があるから戻るな。」
「ああ。サンキュな。」
「おう。密歌様を頼んだぞ。」
「ああ。」
「じゃあな。」
と言って篤夜は、走って本邸に向かった。
よし、俺も本邸の玄関で待つか。
俺は、歩いて本邸の玄関まで行った。
フゥ〜、やっと着いた。
相変わらず長い。
まぁ、日々部活で鍛えているから全然疲れないけどな。
はぁ、なんか緊張してきた。
だから、俺は、乙女かって。
俺は、そのまま壁に寄りかかりながら密歌のことを待った。