天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「これはあいつが仕組んだものじゃないな…」
「そうなのか?」
龍夜は愛梨にまだ胸元を叩かれながら言った。
湊もわかったみたいね。
ゴットの性格を…
「えぇ。ゴットの性格上、証拠は一切残さないでしょうね。このピアスは偶然落ちたものでしょう。」
「じゃあそのピアスはあいつらの手がかりになるな!」
龍夜は嬉しそうな顔で言った。
「そうね。」
龍夜が言う通り、手がかりになるかもね。
でも、ピアスから手がかりが見つかるのはごくわずか…
ゴットに繋がるのは出るかわからない…
「このことは私たちだけの中に留めておいて。」
「わかった…」
「なんかわかんねーけど、わかった。」
「密歌が言うなら黙ってる!」
みんなが了承してくれた。
愛梨は、いつの間にか龍夜を叩くのを止めたみたい。
――――ガラガラ
誰かが入ってきた。
「湊くん、任せて悪かったね。密歌ちゃんは目を覚ましたかい?」
――――シャッ
誰かが入ってきた。
愛梨はすぐにパソコンと警告文の紙とピアスを隠した。