幸せの明日

心の闇

あの日からアタシと祐樹は付き合った。
援交もやめた。
日に日に祐樹への思いが強くなっていく。



♪〜♪
枕元の携帯がうるさく鳴り響いた。
今日は月曜日。
アタシは今日も学校には行かず家で寝ていた。

まだ開ききっていない目をこすりながらアタシは携帯を開きディスプレイを見た。


●受信メール1件●
本文:おはよう♪恵ちゃん、今日も学校来ない?><早く会いたいよ〜!!
私、待ってるからね☆
それじゃバイバイ(^^)v
     ●美香梨●


また、メール?
最近、毎日毎日メールが来る。
確かに、援交もやめて家にいるのは暇だった。
祐樹はバイトで夜しか会えないし……。

アタシはハンガーにかかっている、制服を見つめた。
そうだよ……。
ただの暇潰し…。
アタシは制服をハンガーから取って、久しぶりの制服に腕を通した。
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