幸せの明日
―ガチャ―
制服を身にまとい部屋を出た。

「恵…?」
部屋を出た瞬間、お母さんと目が合った。
「学校…行くの?」
お母さんは心配な顔をしながらもどこか嬉しそうな顔をしていた。

「ただの暇潰し…」
アタシはそれだけ答えると家を出た。
「クス…行ってらっしゃい。」


学校に続く通学路を通る。アタシの横を通り過ぎていく人達がアタシをチラチラ見ていく。


気にしない…。
アタシは誰にも縛られない…。
< 11 / 197 >

この作品をシェア

pagetop