幸せの明日

｢あ〜す〜か！｣
アタシは制服に着替えている最中、明日香の身体を揺さ振り、起こそうとしていた。

｢ん‐…め、ぐ…？｣
明日香はかすかに目を開けた。
｢起きなきゃ遅刻するよさ‐。｣
アタシは明日香の顔を覗き込んだ。
―ﾊﾞｯ！！―
すると明日香が物凄い勢いで身体を起こした。

｢め、恵‐！！？な、な、な…なんでそんな格好してんの！？〃〃｣

｢…何でって？｣
アタシは自分の格好を見直した。
｢あ…｣

アタシの格好といえば…
ワイシャツのボタンは全開で下着が丸見えだった。
〔着替えの途中だった…〕
｢ごめん、ごめん(笑)着替えの途中だったからさ。｣

｢んもぉ‐いくら女だからって限度ってものがあるんだからね‐〃〃｣
明日香はそう言っておもむろに着替え始めた。

｢ｸｽ…ｸｽ♪♪｣
｢笑っちゃダメ‐〃〃｣
アタシ達はこうして賑やかな朝を迎えた。