幸せの明日
「ほら、明日香!早く行くよ?」
「ちょっと待ってよ‐」
アタシは学校用の鞄に財布やタオルを適当につめて明日香の用意が終わるのを待っていた。


「よし!出〜来た♪恵、行こっ!」
明日香はそう言うといきなり立ち上がり、アタシの腕を引いた。
ほぼ引きずられ状態のアタシは、黙って明日香についていった。
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