幸せの明日
「美香梨は…クラスの中でいじめに会っています…。」

「!!?」
美香梨の両親は驚きを隠せない表情を見せた。

「アタシの…アタシのせいなんです…。美香梨は毎日アタシを気遣ってくれていて、いつも明るく接してくれていました。だけど、アタシと一緒にいる事で美香梨はクラスからいじめを受けていました…。アタシ…知ってたんです。知ってて美香梨を助けてあげられなかったんです…。」


アタシは身体が震えてるのを改めて実感した。
「アタシは最低な人間なんです…!!だから、もう…美香梨とは関われないんです…。美香梨はアタシに沢山の事を教えてくれた。暗闇にいたアタシを救ってくれた。だけどアタシは…助けてあげられなかった…」
アタシは顔を伏せて泣いた。
こんなにも美香梨の存在が大きくてアタシに必要な存在だったなんて……。
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