お伽話
その後ろを着すこし距離を置いて歩く
無言が続く中
森の奥深くに行くにつれて
歩く速度はだんだん速くなる
不意にリジェンが口を開いた
「母に・・・会いたいですか?」
えっ?
サンに会えると思ってここまできたはずが
思い違いの問いに少し戸惑う
いきなり足を止めたリジェンは
後ろのルナと向き合った。
「死んだはずの母が
生きていると言ったらルナ様は
会いたいでしょうか?」
「・・・母は生きているの?」
戸惑いがちに問いを返す
そうして、リジェンは優しく微笑む
「もしも、のお話しです、
お気になさらず・・・」
「リジェンッ!!!・・・」
着きました
その一言で空気が変わった
そこには
傷だらけのサンの姿
「サ、サンッッッ!!!!!」
ルナは勢いよくサンに駆け寄る
「サンっ!・・サンっ!!!」
何度も何度もその名を呼ぶ
だが、返事は無い