センセイと内緒。
「こんな所にこんな浜辺があったのか…じゃなくて、あったんですね。」
「…センセイ」
「はい?なんでしょう。」
「素でいんですよ?」
薄々気づいていた事をセンセイに思い切って言ってみた。
だって…無理な敬語使ってるんだもん…
「…はぁ、いつ気づいたんだ?」
センセイはため息して、頭をクシャクシャっと掻いた。
「途中から…?」
「そうか…やっぱりなれない敬語は使いづらいな…」
やっぱりなれてなかったんだ。
…センセイかわいいかも!
「…ん?どうした、そんなにニヤニヤして。」
「なんでもないですよ~♪」
「なんだそりゃ。」
センセイはそう言って、フッとクールに笑った。
ドキッ
その笑顔に、胸が弾んだ。
ど、どうしたんだろ私…////
「橋立…?」
「は、はい!?」
「急に顔赤くなってどうしたんだ?」