さすがは僕の女王様!
な、ん、て…!
なんてキレイな人なんだろう…!!
正直言葉では表せない。
それほどまでに美しい少女だ。
雪のように白い肌、艶やかな長い黒髪、射る抜くような切れ長の瞳…。
芸能人とかアイドルとかそんな例えは思いつかない。
しいていうなら、
そう…、
「女神さま…?」
「会長ッ!!!!!」
隣りの生徒が大声を出して驚いた。
気付いた他の生徒たちも驚きの声を上げる。
「え…?会長…?」
なるほど、この人が生徒会長なのか!
俺、絶対生徒会入ろう!
そんな決心をした俺の横で、名前も知らないこの会長様はズンズンと教室へ向かっていく。
ああ、『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』とはまさにこの人のことだ…。
なんて素晴らしいことわざだろう…。
…じゃなくて!!
いやわかるよ…、喧嘩乱闘を止めるのも会長の仕事かもしれないけどさ、ちょっと待ってよ!
「おい、彼女、大丈夫なのかよ…!?」
「あぁ、見てりゃわかるよ」
わかってからじゃ遅いだろ!
しかし当の会長は華麗に歩を進め、睨み合う二人の前に立ち止まった。
うわぁああ!!!!
もう遅いって!!!!!
…ドゴォオッ!!!!
え?
ド、ドゴ…??
心配になって急いで彼女の方を見る。
え…?
不良サンの片方が、
倒れてらっしゃる…?