さすがは僕の女王様!
「転校生の水野 誠人だな…。成績も優秀、空手をたしなんでいると聞いている…」
「え、はい…!成績はどうかわかりませんが…、よくご存知で…」
あれ?
会長ってウチのクラスじゃないよな?
あそっか…!
さすがは生徒会長だ…。
きっと俺の書類にわざわざ目を通してくれたんだ。
「当たり前だろう、私は生徒会長様だ」
そう言って会長は、おもむろに耳に手をやると、何か黒いものを外した。
「ワイヤレスの…、イヤホン…??」
「そうだ」
会長は俺の前まで来るとまっすぐ俺を見つめてニヤリと笑った。
あ、また凶悪な顔してる。
近くで見たら本当にキレイなのに…。
余計にもったいないなぁ…。
だってこんなにも緊張する…、
ドキドキする…、
心臓の音がうるさい。
そう思いながら言葉の続きを待ったが、会長から出てきたのは驚くべき言葉だった。
「全生徒の動向を監視するのも生徒会長の役目だろう…?」
え…!?
じゃあまさか…、
盗聴してたのか!!!?