図書室とタオルケット
そんな時、ある一人の先生が私たちの前に立ちはだかった。
『違う。こっちの方に走るんじゃない』
『なにが悔しい。なにを恨み、どう変えたい?』
『走り続ける目的はなんだ?お前たちは何を守る?』
私たちは校門の前で立ち止った。
もう今日で中学校に来るのをやめるつもりだった。
「真実と違うから逃げるの?」
凛が言った。
「逃げる?」
涼が顔を歪めた。
「そうだ!俺達間違ってる」
雄志が逆方向に歩きだした。
「戦おう。このままこの学校にいくのやめたら、嘘が全部本当になってしまう。
この学校で叫び続けよう!涼、戦おう」
祐二も雄志に続いた。
「今回は雄志に一票」
私も祐二に続いた。
「杏!!」
涼が私を引き止めた。