図書室とタオルケット
「ここで逃げたら、涼のありもしない噂は本当になる。
凛の援助交際も、祐二の麻薬も、雄志の暴行事件も、違うんだからここで否定しよう」
私は涼の背中を押した。
「私は、この学校を憎む。劣等性じゃ終われない、そしてみんなを守りたい」
「俺も、嘘を恨む!」
私たちはその先生に尋ねた。
「お前、なんで俺たちを止めた?」
『お前たち、このままだと誰も信じられない本当の屑になる』
「はぁ?俺たちはもう屑だ」
『違う。俺は知ってんだ。
お前たちの絆を』
そういって岩崎先生は語りだした。
『凛。お前は人一倍頑張り屋で、どんな時も一人黙々馬鹿どものミスをカバーしてる。だからお前たちの悪戯はなかなかバレない』
『祐二。お前はいつも冷静さを忘れない。どんなに仲間をボロボロに言われようとキレない。この馬鹿どもが熱くなってボロだしそうな時、お前が止めるからボロが出ない』