ハルアトスの姫君―君の始まり―

＊クロハ・ローシュ


薬屋の末息子。赤茶色の髪、黄色の瞳のハルアトスの中では一番平凡な男の子です。あ、青年と言った方が正しいですね。22歳です。
B型、5月22日生まれ、身長178センチです。あら普通。


クロハもミア同様、最初からかなり完成されたキャラクターでした。
一番ノーマルなため、あまり活躍の場を作ってあげられなかったことがやや悔やまれますが、それもそれでクロハらしいと考えています。


とにかく彼はミアよりもずっとサポーターに徹していたと思います。知識量はキースにも引けを取らないというか、キースは知っていても自分から積極的に言うタイプではない分、クロハが情報を仕入れて処理していく形になりました。
夥しい情報を飲み込む力は本当に素晴らしかったなと今更ながら思っています。キースとほぼ同等のテンポで会話を進めていくことができるのはある意味クロハだけだなぁと。ジアにはとても無理なので。


ミアとのところでは若干へたれな部分も出ましたが、ノーマル男子ですから当たり前の反応かなと思っています。身分差って普通気にするって。
ただ、国王陛下も王妃様もジアとミアの恋愛についてはあまり口うるさくならないと思います。長い間辛い想いをさせた娘たちの恋愛の自由を奪うような両親ではないはずです。だからこそ、クロハは結構あっさりと受け入れられると思います。キースのことも多分両親は受け入れてくれるのだと思いますが、キースの場合はその周囲がという問題ですかね。


ミアとクロハはジアとキースのように不安定な要素がないカップルなので安定的に良い関係を保っていけそうですね。
ミアは時々無茶もしますが、そういう時のクロハのフォローは本当に何の抜かりもないと思います。


キースと良い友人になれるかは…ちょっと自信ないですが、なんだかんだお互いの実力はそこそこ認めているので、色々文句を言いながらも適度な距離で信頼関係を築いていくのではないでしょうか？
ジアとは男友達のような関係を継続するでしょうね。


飲み込みの早い君がいてくれて本当に助かった。
君は私にとっても良いサポーターだったよ！ありがとう！