【完】風に恋をする。
あたしと佳織は、”部室”というところでお昼を食べる。
「あつー!! 誰よー窓閉めたのー!!」
あたしは「失礼します」と言って、部室に入る。
佳織は、「クーラーつけないんだったら窓開けろっつの」とぶつぶつ言っている。
「ごめん、ちょっと暑いけど、我慢してね」
「ぁ、全然大丈夫!」
「んじゃ、食べよー!」
その後、三十分ぐらいで、お昼を食べて、部室を出た。
「あれー?? 風馬は?」
「風馬な走りに行った」
「はぁ?! あいつはまた…っ! いつも昼はゆっくり食えって言ってんのに!!
…ってことは、健も?」
「おぅ」
「はぁーっ」
佳織は、大きくため息をついた。