私はダメ人間じゃない~ネットカフェ難民の叫び~
駅のコンコースに戻ると、同じ地下街をぐるぐると回る。そうして時間をつぶしておいて、ようやく目的地へと足を向けた。
といっても電車に乗るわけじゃない。
ここから1時間ほどはかかるが、もちろん徒歩での移動なのだ。
日が沈んで肌寒さを覚える頃、ようやくコインランドリーの明かりが見えてくる。その窓から見慣れた頭がのぞいていた。
(帰ってきてた!)
少しだけ軽くなった足取りで、さびれた店内に足を踏み入れる。
良い報告ができるわけじゃなかったが、愚痴のひとつでも吐けば少しは気分が晴れるだろう。
「ただいま!」
どうせから元気だが、勢い余ってアルミの引き戸が大きな音を立てた。
「あ、おがえりー」
「何してるんですか」
夏子さんは、今にも折れそうな折り畳み椅子の上で、大きくのけぞっていた。私を迎えた顔は上下逆さまになっている。
「なに、柔軟体操ってとこ」
といっても電車に乗るわけじゃない。
ここから1時間ほどはかかるが、もちろん徒歩での移動なのだ。
日が沈んで肌寒さを覚える頃、ようやくコインランドリーの明かりが見えてくる。その窓から見慣れた頭がのぞいていた。
(帰ってきてた!)
少しだけ軽くなった足取りで、さびれた店内に足を踏み入れる。
良い報告ができるわけじゃなかったが、愚痴のひとつでも吐けば少しは気分が晴れるだろう。
「ただいま!」
どうせから元気だが、勢い余ってアルミの引き戸が大きな音を立てた。
「あ、おがえりー」
「何してるんですか」
夏子さんは、今にも折れそうな折り畳み椅子の上で、大きくのけぞっていた。私を迎えた顔は上下逆さまになっている。
「なに、柔軟体操ってとこ」