私はダメ人間じゃない~ネットカフェ難民の叫び~
「よく見て、製品の種類が違うだろ」
今まで流していた製品のなかに、別の種類のチップを混入させてしまった。
ちゃんと確認していれば何のことはない作業だ。自分でもこんなミスをすることが信じられなかった。
「すいません」
「俺に謝られても仕方ないけどさ。まあ、最初はみんなやるんだから気にしない」
その派遣社員は、
「自分も同じことをやったから」
と、なぐさめてくれたが、後ろからあがった声はそうではなかった。
「社員さん呼んでこなきゃ。うわあ、とんでもない事しちゃってえ」
振り向くと、渡辺が笑みを浮かべて立っていた。
「すいません」
と、謝ろうと思ったが、その顔を見るとそんな気もうせた。
(あんたがキャーキャー言ってるから集中できないのよ)
心の底には、そんな声がある。
すぐに正社員が飛んできた。
「あー、やっちゃったか。まあ、巻き出したところだし、このくらいなら大したことじゃない」
この安田という社員は、ずいぶんと男前だ。若いが、この工程を担当する班長でもある。
「本当にすいません」
「うん、まあね、誰でもやることだけど、肝心なのは二度とミスをしないことだよ」
今まで流していた製品のなかに、別の種類のチップを混入させてしまった。
ちゃんと確認していれば何のことはない作業だ。自分でもこんなミスをすることが信じられなかった。
「すいません」
「俺に謝られても仕方ないけどさ。まあ、最初はみんなやるんだから気にしない」
その派遣社員は、
「自分も同じことをやったから」
と、なぐさめてくれたが、後ろからあがった声はそうではなかった。
「社員さん呼んでこなきゃ。うわあ、とんでもない事しちゃってえ」
振り向くと、渡辺が笑みを浮かべて立っていた。
「すいません」
と、謝ろうと思ったが、その顔を見るとそんな気もうせた。
(あんたがキャーキャー言ってるから集中できないのよ)
心の底には、そんな声がある。
すぐに正社員が飛んできた。
「あー、やっちゃったか。まあ、巻き出したところだし、このくらいなら大したことじゃない」
この安田という社員は、ずいぶんと男前だ。若いが、この工程を担当する班長でもある。
「本当にすいません」
「うん、まあね、誰でもやることだけど、肝心なのは二度とミスをしないことだよ」