晴れ時々@先生の妹【第1巻】




急にベランダの窓ガラスに雨粒が激しく叩きつけるような音がして、窓の方へ顔を向ける中村先生。







真っ暗な空だな――。







ベランダの窓から空の様子を見ている中村先生の側に二戸 梨杏が少しずつ歩いて近づく。






「お天気、悪くなってきたね―」







「ああ、これからもっと降るかもな……」







真っ暗な空から眩しいくらいの白い光が一瞬ピカッと光って広がり、次第にバリッバリッゴロゴロと雷が鳴り始める。







大きな雷の音が恐くて耐えられなくなり中村先生の腕にギュッとしがみつく二戸 梨杏。








――おいっ、二戸!?








「私、小さい頃からずっと雷がこわくて……」








「お前、こらっ、俺の腕が痛いだろ、早く離れろよ!!」







「絶対に、イヤです!雷を見ると…、私、昔の事を思い出すから……」







――いったい、昔の事って、何だ?


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