晴れ時々@先生の妹【第1巻】
「何が、あったんだ昔?」
「昔、………。あぁー、やっぱり、思い出したくない!!」
――思い出したくない物は、絶対に思い出したくないんです!
――二戸、言いかけたなんなら、最後まできちんと話せよ。
「いいから、言えよ!」
――先生、ちょっと強引。
話を聞いた後、絶対に私の事をバカにしないでよね。
「私が8才で小学校三年生だった頃、下校時にちょうど今みたいなお天気になって。
私は傘を持っていなかったから、ずぶ濡れになりながら家まで急いで走って帰ろうとしている途中、黒い野良犬に出会い。その犬に追いかけられてガブリと足を噛まれたんです!」
「それは、痛い話だな!」
「だから、こんなお天気の日はいつも思い出すんです。足の傷痕は、まだ残ったままなの……」
「俺に、見せて――」