鈴の音が響く頃


椿の国は、他国を乗っとることで繁栄してきたが、
その国で疫病が流行り
国民は3分の1にまで減ってしまい、
国存亡の危機だった



そこで椿は、
隣国の鈴姫の能力に目をつけ、
国を助けてほしいと懇願した


その代償として、椿の国と鈴姫の村を合併させ、
新たな大きな国を作り、
その王として鈴姫を就任させる、というものだった



鈴姫は国を大きくすることも、
権力にも全く興味がなく、その話を断っていた。

ただ、鈴姫は
椿の国民を助けることは承諾した

鈴姫は、ただ単純に
苦しむ民を助けたい、
その一心だった。



そして鈴姫は椿の国へと
趣、病にかかっているもの全員と、それによって亡くなった者全員と
約2ヶ月かけて対話し、
病をぬぐい去る事に成功した


そして鈴姫は椿の国民からも大変感謝され、
崇められるようになった

椿自身も
本当に病をぬぐい去れるのか
半信半疑だったこともあり、
実際にやり遂げた鈴姫に
感服した様子だった





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