AKANE
「でも、そのお蔭でわたしは貴方のもとに戻って来られた・・・」
「ああ・・・。おかえり、アカネ」
朱音はまた泣いた。
彼の元まで戻ってくるまで、どれだけ遠回りしてきただろうか・・・。
一度は元の世界へ戻り、彼の元を去った。
けれど、結局はまたレイシアへと連れ戻され、朱音の身体を失い、そして彼との繋がりも一度は失ってしまった。
かけがえの無い仲間との旅を通して、色々な人々と出会い、別れ・・・。
闘いで傷つき、友や多くのものを失ってきた。
そして、朱音としての最期を迎え、その時に“自分探しの旅”の答えを得たのだ。
この世界に連れて来たアザエルを恨み、自分の人生を呪ったこともあった。
けれど、今ではこうして別の世界に住むこのたった一人の青年に出会わせてくれた運命に感謝していた。あのまま、元の世界で受験生を続け、受験し、高校生活を送っていけばそれなりに幸せな人生が待ち受けていたかもしれない。だが、“フェルデン・フォン・ヴォルティーユ”という男に決して出会うことはできなかっただろう。
「ああ・・・。おかえり、アカネ」
朱音はまた泣いた。
彼の元まで戻ってくるまで、どれだけ遠回りしてきただろうか・・・。
一度は元の世界へ戻り、彼の元を去った。
けれど、結局はまたレイシアへと連れ戻され、朱音の身体を失い、そして彼との繋がりも一度は失ってしまった。
かけがえの無い仲間との旅を通して、色々な人々と出会い、別れ・・・。
闘いで傷つき、友や多くのものを失ってきた。
そして、朱音としての最期を迎え、その時に“自分探しの旅”の答えを得たのだ。
この世界に連れて来たアザエルを恨み、自分の人生を呪ったこともあった。
けれど、今ではこうして別の世界に住むこのたった一人の青年に出会わせてくれた運命に感謝していた。あのまま、元の世界で受験生を続け、受験し、高校生活を送っていけばそれなりに幸せな人生が待ち受けていたかもしれない。だが、“フェルデン・フォン・ヴォルティーユ”という男に決して出会うことはできなかっただろう。